今後の展望 : View in the future
介入については日本の納税者としては如何なものかと思いますが、市場参加者としてはこのビッグプレイヤーが再登場することを歓迎しなければいけないでしょう。
そしてこれからの展開は・・・まず介入が継続されるかどうかを疑わなくてはなりません。
【ケース1】
政治的に、経済政策的に、やはり市場操作は欧米からダメ出しされる可能性が濃厚。2004年とは状況が甚だ異なるし、日本円の流動性は人民元とは比べられない。金融危機で債務が増大している米国は金利上昇やインフレを抑制する観点からもNGを出してくると思われ、米国内の世論も抑えられないでしょう。週明けの日米首脳会談で菅総理はやられて帰ってくる可能性、無きにしもあらず。
国際世論によって介入継続が断念された場合は当面円高続行。ドルの自律回復時期を探る。
【ケース2】
菅総理がオバマ大統領や欧州首脳を何とか言いくるめて介入を継続した場合。
そうは言ってもドルやユーロの高騰は嫌がられると思われ、また現実に欧米のファンダメンタルは金利上昇に対して脆弱ですから、金利の抑制の為に更なる金融緩和を打ってくるものと予想されます。その場合、ドル、ユーロの上昇幅はおそらく限定される。第三国通貨が主戦場になると想定します。
買いも売りもAUD、GBP、CAD、ZARあたりに注目しておきたい。
【ケース3】
日銀総裁のような実務者が「ムリ」と言った為替介入。強行したのは政治判断だと思いますが、政治家の判断だからマーケットで無理が通るとは限らない。介入しているにも関わらず円高が進行する場合。
大人を裏切って市場の神様に従ってドル売りw・・・ありえないことではないですよ?
【ケース4】
とっても考え難いことですが、介入が継続されドルが反騰し100円を目指す場合。
考え難い、というか恐ろしい・・・JPY独歩安かつ、物資高騰できつめのインフレに襲われる可能性が・・・。
大豆・とうもろこしの国際価格は直近5年で2倍になっています。小麦は1.5倍。ガソリンも、食パンも、飼料用とうもろこし、納豆、豆腐・・・これらは円高で国内価格が抑え込まれているのであって。
これが国内価格に反映されると・・・えらいことになりまっせ。。。成長鈍化している日本経済がこれを吸収できるか甚だ疑問だし、政治的にも一般消費者から支持を得られないでしょう。
とにかくその場合は通貨はドル全力買い、プラス金とか銀とか商品ETF、先物を買うw
【総括】
私的分析では【ケース1】は来週結果が判明するし、【ケース3】以外ドル上昇を想定できるので、少し買ってみるのも悪くないかと思いました。
しかしこれ結構危ない橋を渡っているように思えます。大丈夫なのかなぁ?
菅内閣の布陣は法曹関係者が多いようで、経済政策の実務はちょっと危うい感じ。。。
[...] 事前の想定からすると、現状は【ケース3】になっている模様。 [...]
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